こんにちは、「The Grand Carat」運営者のオーラムです。
カルティエのジュエリーや時計って、本当に魅力的ですよね。私もいつかは…と憧れている一人です。ですが、最近「また値上げ?」という声をよく耳にします。
「カルティエの次の値上げは、一体いつなんだろう?」「2025年や2024年の価格改定の履歴はどうだったの?」「特に人気のトリニティは、いくら上がったの?」そんな不安や疑問が尽きないかなと思います。
欲しいモデルがあるけれど、いつ買うのがベストなのか、今後の予測も気になるところですよね。この記事では、そんな「カルティエの値上げ」に関する最新の情報を、私なりに整理してみました。
- 2025年の具体的な値上げスケジュール
- トリニティなど人気モデルの価格推移
- 近年の価格改定の履歴と傾向
- 値上げが続く理由と今後の予測
カルティエの次の値上げはいつ?2025年最新情報

まずは、皆さんが一番気になっているであろう「2025年の値上げ」に関する具体的な情報から見ていきましょう。どうやら、2025年はかなり異例のスケジュールになっているみたいですよ。
【結論】2025年は5月と9月に実施
早速ですが、結論から。2025年の価格改定は、すでに「年2回」の実施が確認されています。
そのスケジュールがこちらです。
- 1回目:2025年5月14日
- 2回目:2025年9月10日
5月に実施されたばかりなのに、もう9月に!?と驚いた方も多いかもしれません。私もこの情報を知った時、正直「え、早くない?」と思ってしまいました。
わずか4ヶ月での異例の連続値上げ
そうなんです。5月14日の改定から、9月10日の改定まではわずか4ヶ月弱。これは、ちょっと異例のペースですよね。
これまでのカルティエの値上げって、例えば2023年は4月と11月、2024年は5月と11月というように、「春」と「秋」に1回ずつ、だいたい半年から7ヶ月くらいの間隔が空くパターンが定着していたかなと思います。
でも、2025年の「5月と9月」というスケジュールは、特に秋の改定が大幅に前倒しされています。これまでの「秋の値上げは11月頃かな?」という感覚が、もう通用しなくなってきているんですね。
この変化は、カルティエが市場の変動…特に円安や原材料の高騰に、もっとスピーディーに対応する戦略に変えた、ということなのかもしれません。私たち購入を検討している側にとっては、「ちょっと待とう」という猶予期間が、すごく短くなっている感じがしますね。
トリニティが大幅値上げの対象に
そして、今回の値上げで特に注目されているのが、カルティエの象徴的なコレクションである「トリニティ」です。
なんと、このトリニティリング(クラシックモデル)が、5月と9月の2段階で連続値上げの対象になっているんですよ。
これは、ブランド側が「アイコン商品」と「その他の商品」で、値上げの戦略を分けている可能性が高いかなと思います。
「トリニティ」や「ラブ」のような誰もが知っているアイコン商品は、正直なところ「高くても欲しい」というファン(私も含めてですが…)が多いですよね。ブランド側もそれを分かった上で、こういった人気商品の価格を戦略的に引き上げることで、ブランド全体の価値をさらに高めようとしているのかもしれません。
トリニティリングの価格推移と値上げ率

では、具体的に「トリニティリング(クラシック)」がどれくらい上がったのか、価格の推移を見てみましょう。これはなかなか衝撃的ですよ。
2025年の段階的値上げ(クラシックモデル)
- 改定前(2025年4月時点): 308,000円
- 1回目改定(2025年5月14日~): 335,500円(約9% UP)
- 2回目改定(2025年9月10日~): 368,500円(さらに約10% UP)
信じられますか…? 2025年の4月時点から9月まで、わずか5ヶ月弱で合計60,500円も価格が上昇しています。累計で約20%もの大幅アップです。
9月の改定で他の商品が5%~6%程度の値上げ幅に抑えられている中で、トリニティ(クラシック)は約10%と、突出して高い上昇率になっています。いかにブランドがこのモデルを重要視しているかが分かりますね。
9月改定の対象商品と価格一覧
2025年9月10日の改定では、トリニティ以外にも多くの人気商品が対象となりました。ここで、報告されている情報の一部をまとめてみますね。
| 対象商品 | 9月9日までの価格 | 9月10日からの価格 | 値上げ額 | 値上げ幅(約) |
|---|---|---|---|---|
| トリニティリング クラシック | 335,500円 | 368,500円 | +33,000円 | 10% |
| トリニティクッションペンダント | 561,000円 | 588,500円 | +27,500円 | 5% |
| サントスブレスレットSM | 352,000円 | 374,000円 | +22,000円 | 6% |
| ダムールブレスレットSM | 162,800円 | 174,900円 | +12,100円 | 7.5% |
| クラッシュ ドゥ カルティエ リング SM | 401,500円 | 434,500円 | +33,000円 | 8% |
このリストを見て気づくことがいくつかありますね。
サントスブレスレットSMは、発売されてから比較的新しい商品だと思うのですが、それでも値上げの対象になっています。「新商品だから、次の値上げはまだ大丈夫かも?」という油断は禁物、ということですね…
また、クラッシュ ドゥ カルティエ リングは、前回(5月)の改定では値上げ幅が控えめだったようですが、今回は約8%と大幅にアップしています。
このように、モデルごと、タイミングごとに値上げ率を細かく調整しているあたり、カルティエ側の非常に戦略的な価格コントロールを感じます。
カルティエの次の値上げ、いつ買うべきか?今後の予測

2025年の異例とも言える値上げスケジュールを見てきましたが、じゃあ「これからはどうなるの?」そして「結局、いつ買うのが正解なの?」という点が気になりますよね。過去の傾向や値上げの理由から、今後の予測と購入タイミングについて考えてみたいと思います。
過去の値上げ履歴(2023年・2024年)
まず、ここ数年の動きを振り返ってみましょう。これを知っておくと、2025年の動きがどれだけ例外的かがよく分かります。
- 2023年: 4月(春)、11月(秋)
- 2024年: 5月(春)、11月(秋)
このように、2023年と2024年は「春(4~5月)」と「秋(11月)」の年2回という、非常に分かりやすいサイクルが確立されていました。
このパターンがあったからこそ、私たちも「春の値上げ前に買おう」とか「秋の11月までにお金を貯めよう」といった計画が立てやすかったわけです。
しかし、先ほども触れたように、2025年は秋の値上げが従来の11月から「9月」へと2ヶ月も前倒しされました。これは、カルティエがこれまでの予測可能なパターンをあえて崩し、より積極的な価格戦略にシフトした、というサインなのかもしれません。
なぜ値上げが続く?円安と原材料高
そもそも、なぜこんなに頻繁に値上げが続くのでしょうか。主な理由は、大きく分けて「コスト要因」と「戦略的要因」があるようです。
まず、避けられない「コスト要因」が2つあります。
- 為替(円安)の影響 カルティエはフランスのブランドなので、製品はユーロ圏で作られ、日本に輸入されます。ご存知の通り、今は歴史的な円安・ユーロ高が進んでいますよね。日本円の価値が下がると、輸入コストが自動的に上がってしまうため、その分を価格に上乗せせざるを得ない、という事情があります。
- 地金・原材料(金、プラチナ、ダイヤ)の高騰 ジュエリーに不可欠な「金(ゴールド)」の価格が、世界的にものすごく高騰しています。安全資産として金に投資が集まっているんですね。当然、プラチナやダイヤモンドなどの調達コストも上がっており、これが製品原価を直接押し上げています。
私たち日本に住んでいると、特にこの円安の影響をダイレクトに受けてしまうのが、ちょっとつらいところですね…。
ブランド価値を高める戦略的値上げ

ただ、値上げの理由はそれだけじゃない、と私は思っています。むしろ、こちらの方が本質的かもしれません。
それが「ブランド価値の維持(戦略的価格設定)」です。
カルティエは、円安や原材料高といったコスト上昇を、「値上げの正当な理由」として使いつつ、それ以上にブランドの「プレミアム感」を意図的に高めているように見えます。
価格をあえて引き上げることで、「簡単に手の届かない存在」としてのポジションを確立しているんですね。欲しいけど、簡単には買えない。だからこそ憧れる…みたいな心理、なんとなく分かりませんか?
もし本当にコスト上昇分(例えば5%)だけを反映するなら、値上げ幅は5%のはず。でも、2025年のトリニティが約10%も上がったように、実際のコスト増を上回る幅で値上げしているところに、カルティエの強い戦略を感じます。
値上げが続く4つの理由(まとめ)
- 為替要因: 急激な円安による輸入コスト増
- 原材料要因: 金やプラチナ、ダイヤなど地金の歴史的高騰
- 物流要因: 輸送費や人件費など諸経費の上昇
- 戦略的要因: ブランドの希少性とプレミアム価値の維持・向上
過去5年で価格は2倍以上に高騰
この戦略的な値上げの結果、主要モデルの価格は驚くべき高騰を遂げています。
例えば、先ほどから注目している「トリニティリング(クラシック)」ですが、2020年頃は約15万円ほどだったようです。それが、2025年9月には368,500円です。
わずか5年で価格が2倍以上(約120%上昇)になっている計算ですね…。
これはもう、単なる「ジュエリー」や「嗜好品」という枠を超えて、「価値が上がり続ける資産(アセット)」へと変わりつつある、ということなのかもしれません。
新品の価格が上がり続けるから、中古市場の価格(リセールバリュー)も下がらない。だから「資産価値が落ちない」という認識が広まって、高くても買う人がいる…という、ラグジュアリーブランド特有のスパイラルが起きているんだと思います。
2026年以降の値上げも継続か
では、2026年以降、この値上げは落ち着くのでしょうか?
…残念ながら、その可能性は極めて低いと私は予測しています。
値上げの理由として挙げた「円安」「原材料高」「ブランド戦略」のどれ一つとして、現時点(2025年)で解決の兆しが見えていませんよね。特にブランド戦略がうまくいっている限り、カルティエが自ら値上げのペースを緩める理由は、正直なところ無いのかなと…。
この動きはカルティエだけでなく、ロレックスなど他のラグジュアリーブランド全体に共通するトレンドです。おそらく2026年以降も、最低でも「年1〜2回」の価格改定は続いていくと考えるのが自然だと思います。
カルティエの次の値上げはいつ?最適な買い時
さて、ここまで見てくると、「カルティエの次の値上げはいつ?」という問いに対する答え、そして私たちが取るべき行動は、もうハッキリしているかもしれません。
それは、「カルティエ製品の最安値は、常に“今”である」という事実です。
「次の値上げはいつか」と待っている間に、数ヶ月後にはほぼ確実に次の値上げが実施されてしまう…。これが今のラグジュアリー市場の現実なんですね。
もし、2025年内に購入を検討しているモデルがあるのなら、トリニティが約10%も上昇する「2025年9月10日」よりも前に決断するのが、最も合理的な選択だった、ということになります。
とはいえ、非常に高額な買い物であることは間違いありません。勢いだけでなく、ご自身のライフプランや予算としっかり相談することが何よりも大切です。
ご購入検討時のご注意
この記事で紹介した価格や値上げ幅は、本記事の執筆時点(2025年11月)で収集した情報に基づいています。あくまで一つの目安として参考にしてください。
カルティエの価格改定は、今後も予告なく変更される可能性があります。また、在庫状況も日々変動します。
最終的な価格や在庫、購入のタイミングについては、必ずカルティエの公式サイトや、お近くの正規ブティックで最新の情報を直接ご確認いただくようお願いいたします。
私も、憧れのモデルを手に入れる日を夢見て、引き続きカルティエの動向を追いかけていきたいと思います!

