かつて、その独創的な輝きで多くの女性を魅了したティファニーの「ルシダ(Lucida)」。お手元のジュエリーボックスの中で、静かに眠ってはいないでしょうか。
もし今、あなたが「デザインが古く感じる」「廃盤になったと聞いて価値が心配」と感じているなら、それは誤解であり、同時に大きなチャンスを目の前にしています。
ルシダは確かに正規店での取り扱いを終了しましたが、その希少性と昨今の素材相場の高騰により、「資産としての価値」はかつてないほど高まっています。ただ眠らせておくのは、非常にもったいないことだと言えるでしょう。
この記事では、ルシダの廃盤時期やその背景、そして手放す際に損をしないための「大人の選択肢」について、詳しく解説します。一生モノとして愛した輝きを、次の憧れを手に入れるための「賢い資産」に変える方法をご提案します。
- ティファニーの「ルシダ」は現在廃盤となっており、正規店では購入不可。
- 廃盤により「希少価値」が生まれ、中古市場での需要が高まっている。
- ダイヤモンドとプラチナの価格高騰により、当時の購入額に近い査定が出ることも。
- 眠っているルシダを売却し、新しいジュエリーの購入資金にする人が増えている。
ティファニーのルシダは廃盤済み!しかし「資産価値」は過去最高レベル

ティファニーの歴史においても特別な意味を持つカット「ルシダ」ですが、残念ながら現在は公式サイトやブティックのラインナップから姿を消しています。
しかし、これは「価値がなくなった」ことを意味しません。むしろ、二度と生産されないモデルであるという事実は、中古市場における希少性を高め、コレクターや「人とは違うティファニー」を求める層からの熱い視線を集めています。
結論:ルシダはいつ廃盤になったのか?正確な時期
ルシダのコレクションがティファニーのラインナップから徐々に姿を消し始めたのは、2010年代の後半にかけてです。
ブランド側から大々的な「廃盤宣言」が出されたわけではありませんが、後継となる新しいカットの登場やコレクションの刷新に伴い、順次生産が終了していきました。現在、ティファニーの公式サイトで検索しても、ルシダの新作を見つけることはできません。
つまり、新品で手に入れるルートは完全に閉ざされており、現存するアイテムだけが市場を循環している状態なのです。
なぜ廃盤に?デザインの刷新と市場の変化
廃盤の主な理由は、ティファニーが常に時代の最先端を行くブランドであることに起因します。
ルシダは1999年の発表当時、革新的なカットとして注目されましたが、20年の時を経てトレンドは変化しました。より現代的で、日常使いしやすいデザインへの需要が高まり、ブランドのリソースを新しいコレクション(例えば「ティファニー トゥルー」など)へと集中させる経営判断がなされたと考えられます。
「売るなら今」と言える3つの経済的根拠
もし、お手元に使わなくなったルシダがあるのなら、今は「手放す」のに最適なタイミングと言えます。その理由は以下の3点です。
- ダイヤモンド相場の安定: 高品質なダイヤモンドの価値は、長期的には右肩上がりで推移しています。
- 歴史的な円安と地金高騰: ルシダのリング枠に使用されているプラチナやゴールドの価格が、当時の数倍に跳ね上がっています。
- 廃盤モデルへの再評価: 「もう手に入らない」という心理が働き、中古市場での取引価格が底堅く推移しています。
賢いオーナーは「過去の輝き」を「未来の資金」に変えている
ラグジュアリーブランドを愛する賢い方々は、ジュエリーを「消費するもの」ではなく「循環させる資産」として捉えています。
サイズが合わなくなったり、好みが変わったりしたジュエリーをそのままにしておくのは、資産を死蔵させているのと同じです。それらを適切なタイミングで現金化し、今の自分に似合う新しいジュエリーの購入資金(軍資金)に充てる。これこそが、洗練された大人のジュエリーとの付き合い方です。
実際に、多くのオーナーがKOMEHYO(コメ兵)の買取査定を利用して、眠っていたルシダを驚くような価格で手放し、次の憧れを手に入れています。
そもそも「ルシダ(Lucida)」とは?世界を驚かせた伝説のカット

ルシダを所有されている皆様なら、その独特の重厚感と、通常のスクエアカットとは一線を画す輝きを肌で感じてこられたことでしょう。
ここでは改めて、ルシダがいかに特別な存在であったか、その歴史と価値を振り返ります。
1999年の衝撃デビューと名前の由来
ルシダは1999年、ティファニーが数十年の時を経て新たに発表した、ブランドオリジナルの特許取得カットです。
その名前は「星座の中で最も明るい星」を意味します。当時のティファニーがいかにこのカットに自信と誇りを持っていたかが、その名からも伝わってきます。単なる新しい指輪ではなく、ダイヤモンドのカッティング技術における一つの到達点として世に送り出されたのです。
スクエアなのに輝く?特許取得の「ミックスカット」の秘密
ルシダ最大の特徴は、四角いシェイプ(スクエア)でありながら、ブリリアントカットのような強い輝きを放つ点にあります。
通常、四角いカット(エメラルドカットなど)は透明度を楽しむもので、輝きは控えめになりがちです。しかし、ルシダは高いクラウンと広いテーブル面、そして独特のステップカットを組み合わせた「ミックスカット」を採用することで、スクエアの知的な印象と、圧倒的な光の分散を両立させました。
当時の定価と現在の価値の乖離(インフレの影響)
購入された当時も決して安い買い物ではなかったはずですが、現在の貨幣価値やブランド定価の上昇率を考えると、その価値はさらに重みを増しています。
ティファニーを含むハイジュエリーブランドは、近年毎年のように価格改定(値上げ)を行っています。現行の同等クラスのリングを購入しようとすれば、当時の定価の1.5倍〜2倍の予算が必要になることも珍しくありません。この「インフレ」が、中古買取価格を押し上げる要因にもなっています。
【比較表】ルシダと通常のプリンセスカットの違い
よく比較される「プリンセスカット」と「ルシダ」には、決定的な違いがあります。ルシダがどれほど手間のかかるカットであったか、以下の表で整理しました。
| 特徴 | ルシダ(Lucida) | プリンセスカット(Princess) |
|---|---|---|
| 形状 | 角を落としたスクエア(八角形に近い) | 鋭角な四隅を持つ完全なスクエア |
| カット技法 | ステップカットとブリリアントの混合 | ブリリアントカットの応用 |
| 輝きの質 | 重厚で深みのある、上品な輝き | 細かく繊細で、鋭い輝き |
| 流通 | ティファニー独自の特許(廃盤・希少) | 一般的に広く流通している |
| 印象 | クラシカルかつモダン、知的 | シャープ、現代的、華やか |
ティファニーのルシダが廃盤になった「本当の理由」

これほどまでに美しく、革新的なルシダがなぜ廃盤となってしまったのでしょうか。そこには、ブランドの美意識の進化と、製造上の高度な事情が絡み合っています。
理由1:ティファニー・ノヴォ(Novo)やトゥルー(True)への移行
ブランドは常に新陳代謝を繰り返します。ルシダの後継とも言えるポジションには、クッションカットの「ティファニー ノヴォ」や、より幾何学的で現代的な「ティファニー トゥルー」が登場しました。
特に「トゥルー」は、ルシダと同じくスクエアの要素を持ちながら、より低めのセッティングで普段使いしやすく設計されています。現代女性のライフスタイルに合わせて、主力商品をシフトさせたのが大きな理由の一つです。
理由2:研磨技術の進化とトレンドの変化
ルシダが登場した1999年当時と現在では、ダイヤモンドのトレンドも変化しています。
当時は「厚みのある重厚なカット」が新鮮でしたが、現在は「カラット数に対して場面(見た目の面積)が大きく見えるカット」や、レイヤード(重ね付け)しやすい繊細なデザインが好まれる傾向にあります。技術の進化により、より効率的に輝きを引き出せる新しいカットが開発されたことも影響しています。
理由3:独占的なカットゆえの生産効率の課題
ルシダはティファニー独自の特許カットであったため、他社には真似できない反面、カットできる職人も限られていました。
原石からルシダの形状に研磨するには、贅沢に原石を削り落とす必要があり、歩留まり(原石に対する完成品の重量比)の問題もあったと推測されます。美しさを追求するあまり、生産効率やコスト面での課題を抱えていた可能性は否定できません。
それでも「ルシダ指名買い」の中古市場が熱いワケ
しかし、皮肉なことに廃盤となったことで、「他の人とは違うティファニーが欲しい」「あの独特のカットでないと満足できない」という層からの需要が高まっています。
現行品にはない、古き良きティファニーの「重み」を知る人々にとって、ルシダは今なお色褪せない名品なのです。
【資産防衛】ルシダを今手放さないと損をする?価格推移の真実

ジュエリーを「資産」として捉えたとき、最も重要なのは「売り時」を逃さないことです。
「いつか使うかもしれない」と保管し続けている間に、素材の相場が変動したり、経年劣化で価値が下がってしまったりするリスクはゼロではありません。ここでは、経済的な視点から、なぜ今がルシダの手放し時なのかを解説します。
ダイヤモンド相場の現状と今後の予測
ダイヤモンドの国際相場は、為替の影響を強く受けます。
近年、円安傾向が続いている日本国内において、輸入品であるダイヤモンドの価格は高騰傾向にあります。かつて購入された価格よりも、現在の市場価値の方が日本円換算では高くなっているケースも少なくありません。しかし、相場は生き物であり、円高に振れれば買取価格が下落する可能性も常に隣り合わせです。
地金(プラチナ・ゴールド)は歴史的高値を更新中
ルシダのセッティングには、上質なプラチナ(Pt950)やゴールドが惜しみなく使われています。
ニュースでも連日報じられている通り、金やプラチナの価格は歴史的な高値を更新し続けています。リングの土台部分(地金)だけでも、購入時とは比較にならないほどの「資産価値」を持っているのです。この地金価格の高騰が、ジュエリー全体の買取底値を強力に押し上げています。
「古いティファニー」がヴィンテージとして再評価される条件
ファッション業界では現在、1990年代〜2000年代初頭のアイテムが「Y2Kファッション」や「ヴィンテージ」として再注目されています。
ルシダはまさにこの時代の象徴的なアイテムです。単なる「型落ち」ではなく、「時代の空気感を纏ったヴィンテージ・ティファニー」として評価される土壌が整っています。このトレンドが続いているうちに行動することが、高額査定を引き出す鍵となります。
5年後、10年後まで持ち続けるリスクとは(保管コストと劣化)
ジュエリーは非常に繊細です。長期間タンスにしまっておくだけでも、湿気によるケースの劣化や、銀製品の変色、地金のくすみが発生します。
また、ご自身の指のサイズが変わってしまい、いざ使おうと思った時にサイズ直しが必要になることもあります。メンテナンス費用や保管場所のリスクを考えると、「価値のピーク」にある現在、資産を守るためにKOMEHYO(コメ兵)などで査定だけでも済ませておくのが、賢明なオーナーの判断と言えるでしょう。
あなたのルシダはいくらになる?査定額を左右する4つのポイント

では、実際に査定に出した場合、どのようなポイントが価格を左右するのでしょうか。ティファニーというビッグネームであっても、状態や付属品の有無によって評価は変わります。
プロの鑑定士がチェックする4つの重要ポイントを、事前に確認しておきましょう。
1. 鑑定書・保証書の有無(なくても値段はつく?)
ルシダのような特殊なカットの場合、ティファニー発行の鑑定書(ダイヤモンド グレーディング レポート)の存在は非常に重要です。
これがあることで、ルシダであることが客観的に証明され、グレードの評価もスムーズになります。ただし、紛失してしまっていても、刻印や石のサイズ、専門家の目利きによって買取自体は十分に可能ですのでご安心ください。
2. ダイヤモンドの4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)
ダイヤモンドの価値の基本である「4C」は、ルシダにおいても絶対的な基準です。
特にルシダはカット(Shape)が特殊であるため、プロポーションの美しさが重視されます。0.3カラット以上の石であれば、ダイヤモンド単体としての評価額もしっかりと付加されます。
3. リングやネックレスの保存状態と傷
日常使いしていた場合、アーム(指輪の枠)に小傷がついているのは当然のことです。
浅い傷であれば「新品仕上げ(磨き直し)」で綺麗になるため、大きなマイナス査定にはなりません。しかし、ダイヤモンド自体に欠け(チップ)があったり、深い打痕がある場合は評価に影響します。無理に自分で磨いたりせず、そのままの状態で見てもらうのがベストです。
4. 依頼する買取業者の「ブランド知識量」
最も重要なのが、このポイントです。一般的なリサイクルショップでは、ルシダの希少性が理解されず、「ただの四角いダイヤモンド」として扱われてしまうリスクがあります。
ティファニーの歴史と価値を正しく理解し、ルシダ専用の販路を持っている「ブランド専門店」に依頼することが、適正価格で売却するための必須条件です。
【査定ランクの目安表】
| ランク | 状態の特徴 | 査定額の期待度 |
|---|---|---|
| S(新品同様) | ほぼ未使用、鑑定書・箱完備、傷なし | 高額期待大(購入価格に近い可能性も) |
| A(美品) | 使用感少なめ、微細な傷のみ、付属品あり | 相場以上(需要が高いため高値安定) |
| B(使用感あり) | 日常使用の小傷あり、付属品一部欠品 | 平均的(地金+ダイヤ価格で底堅い) |
| C(訳あり) | 深い傷、イニシャル刻印あり、付属品なし | 買取可能(リペア前提で値段がつく) |
賢い大人が選ぶ「KOMEHYO(コメ兵)」での売却シナリオ

大切なルシダを手放すなら、その価値を正当に評価してくれる相手を選びたいものです。
数ある買取業者の中でも、特にハイブランドジュエリーの扱いに長け、多くの資産家やコレクターから信頼されているのが、創業78年の歴史を持つ上場企業「KOMEHYO(コメ兵)」です。
なぜフリマアプリではなく「店頭買取」が推奨されるのか
高額なジュエリーをフリマアプリで売買するのは、非常に高いリスクを伴います。
「偽物だと言いがかりをつけられた」「すり替えられた」「配送中に破損した」といったトラブルが後を絶ちません。対面でプロがその場で査定し、即現金化できる店頭買取こそが、精神的な安心と安全を担保する唯一の方法です。
創業78年の信頼と「目利き」の安心感
KOMEHYOは、長年にわたりブランド品の買取と販売を行ってきた実績があります。
特にティファニーに関しては膨大なデータベースを持っており、「廃盤になったルシダがいかに貴重か」を熟知しています。マニュアル通りの査定ではなく、アイテムの背景にあるストーリーや市場価値まで汲み取った提示額には定評があります。
「古いデザイン」や「イニシャル入り」でも歓迎される理由
「結婚指輪として買ったのでイニシャルが入っている」「古いからデザインが今の服に合わない」といった理由で諦める必要はありません。
KOMEHYOには自社で高度なメンテナンスを行う工房や職人がいるため、イニシャル消しや磨き直しを前提とした買取が可能です。また、古いデザインであっても、海外への販路など多様な出口を持っているため、積極的に買い取ってくれます。
査定結果を軍資金に、新しいティファニーを迎え入れる喜び
手放すことは、終わりではありません。それは新しい出会いへの始まりです。
ルシダを売却して得た資金を元手に、今のあなたに似合う「ティファニー T」や「ハードウェア」、あるいはハイクラスな時計を手に入れる。そうやって資産を循環させることこそ、ジュエリーを楽しむ醍醐味と言えるのではないでしょうか。
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※査定料・出張料・キャンセル料は一切かかりません
ティファニーのルシダに関するよくある質問

ここでは、ルシダを所有されている方から当編集部によく寄せられる疑問について、Q&A形式で回答いたします。売却を検討される際の参考になさってください。
Q. ルシダのサイズ直しは現在でも店舗で可能ですか?
基本的には可能です。ただし、ルシダ特有の厚みのあるデザインや、フルエタニティ(全周に石が入っているもの)の場合は、サイズ直しが難しい、または範囲が限定されるケースがあります。まずは最寄りのティファニーブティックへ相談することをお勧めしますが、大幅なサイズ変更はデザインバランスを損なう恐れがあります。
Q. 鑑定書を紛失してしまいましたが買取は可能ですか?
はい、可能です。KOMEHYOなどの専門知識を持つ買取店であれば、鑑定書がなくてもダイヤモンドのグレードを適正に判断できます。ただし、鑑定書がある場合に比べて査定に時間がかかる場合や、プラスアルファの評価がつかない場合もありますので、もし見つかるようであれば探していただくことを強くお勧めします。
Q. 婚約指輪としてのルシダは古臭いと言われませんか?
いいえ、決してそのようなことはありません。むしろ「クラシック」「王道」としての品格があり、目の肥えた方からは「良い時代のティファニーをお持ちですね」と評価されることも多いです。ただ、現代の流行は華奢なデザインに移っているため、若い世代からは「ボリュームがある」と感じられるかもしれません。それは「古臭さ」ではなく「ラグジュアリーな重厚感」という個性です。
Q. ネックレスとリング、どちらが高く売れやすいですか?
一般的には、リングの方がダイヤモンドのカラット数が大きい傾向にあるため、単価としては高くなりやすいです。しかし、ネックレスはサイズの影響を受けにくく、中古市場での需要(回転率)が非常に高いため、定価からの掛率(リセールバリュー)としてはネックレスの方が安定している場合もあります。どちらも状態と4C次第ですので、一度まとめて査定に出してみるのが確実です。
ティファニーのルシダ廃盤まとめ:思い出を資産に変える決断を

ティファニーのルシダは、すでに廃盤となり、二度と生産されることのない伝説的なコレクションです。
その輝きは色褪せませんが、あなたのライフスタイルや好みが変化したのであれば、ジュエリーボックスの中で眠らせておくのはあまりにも惜しいことです。「廃盤」と「素材高騰」という2つの要因が重なった今は、まさに手放すための最良のタイミングと言えます。
思い出を大切にしながらも、賢く資産として運用し、今のあなたを輝かせる新しいジュエリーへとバトンを繋いでみてはいかがでしょうか。まずは一度、プロの目利きにその価値を問うてみてください。
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