Grand Carat編集部です。
「若い頃に流行ったあの指輪、もう着けられないかな?」
もし今、あなたのジュエリーボックスの奥底に、滑らかな曲線を描くシルバーリングが眠っているのなら、それはあまりにも惜しいことです。
ティファニーの「1837ナローリング」。
かつて爆発的な人気を博したこのリングは、単なる過去の流行品ではありません。実は、ティファニーというブランドの「魂」そのものが刻み込まれた、最も歴史的で、最も純粋な傑作なのです。
20代の頃はデザインの可愛さに惹かれたかもしれません。しかし、様々な経験を重ねた今のあなただからこそ、このリングが持つ「創業の精神」や「ミニマリズムの極致」を、肌感覚で深く理解できるはずです。それは、流行を追うアクセサリーではなく、人生を共に歩む「一生モノの相棒」として、再びあなたの指元で輝き始めます。
さらに言えば、このリングには意外な側面があります。
度重なるブランドの価格改定と、一部素材の廃盤により、その「資産価値」が静かに、しかし確実に高騰しているのです。
特に、もしあなたが「ある特定の素材」のナローリングをお持ちなら、それは購入時以上の価値を持つ「お宝」に化けている可能性すらあります。
この記事では、単なるデザイン解説にとどまらず、1837ナローリングに秘められた歴史的哲学から、廃盤モデルの驚くべき現在価値まで、どこよりも深く掘り下げて解説します。
- 「1837」の刻印は、創業者のベンチャー精神とブランドの原点そのもの。
- 独特の「コンケーブ(凹面)」デザインは、指を美しく見せる計算された工学。
- 廃盤となった「ブラックチタン」や「ルベドメタル」は、現在プレミア価格で取引される資産。
- 40代以上こそ似合う、洗練された重ね付けやピンキーリングとしての活用法。
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ティファニー「1837ナローリング」が持つ3つの深い意味

多くの人が「ティファニーのロゴが入った指輪」として認識していますが、その本質はデザイン以上に、刻まれた数字と形状に込められた「メッセージ」にあります。
なぜ、これほどまでにシンプルで、これほどまでに長く愛されるのか。その理由は、ティファニーが180年以上の歴史の中で培ってきたプライドが、この小さなリングに凝縮されているからです。ここでは、知れば愛着が深まる3つの意味を紐解きます。
創業年「1837」への回帰と敬意
コレクション名にある「1837」という数字。これはご存知の通り、チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングが、ニューヨークのマンハッタンに第一号店「Tiffany & Young」をオープンした年です。
しかし、このコレクションが発表されたのは、創業から遥か時を経た1997年のことでした。
まさに創業160周年という記念すべき節目に、「原点に立ち返る」という決意表明として世に送り出されたのが、この1837コレクションなのです。
当時、文房具とファンシーグッズを扱う小さな店から始まったベンチャー企業が、いかにしてアメリカを代表するラグジュアリーブランドへと成長したか。その160年の旅路と、創業時の「顧客に夢を提供する」という変わらぬ情熱への敬意(オマージュ)が、このリングには込められています。
つまり、1837ナローリングを身につけるということは、単にブランド品を持つことではなく、「アメリカン・ラグジュアリーの歴史そのものを指に巻く」という、極めて知的な行為なのです。
「925」スターリングシルバー基準の確立者
リングの内側、あるいは表面をよく見ると、「925」という刻印が見つかるはずです。これは銀の純度が92.5%であることを示す「スターリングシルバー」の証ですが、実はこの基準をアメリカで最初に採用し、広めたのがティファニーであることはあまり知られていません。
1851年、ティファニーは自社製品の品質を保証するために、イギリスの銀基準であったスターリングシルバー(SV925)を導入しました。それまでアメリカ国内では銀の純度基準が曖昧でしたが、ティファニーのこの英断により、後に「925」がアメリカの公式な純度基準(US Sterling Standard)として制定されることになったのです。
1837ナローリングに刻まれた「925」の文字は、単なる素材表記ではありません。
「私たちが、この国のシルバーの基準を作ったのだ」
という、ジュエラーとしての強烈な自負とプライドの現れなのです。他ブランドのシルバーリングとは一線を画す「重み」が、そこには確かに存在します。
コンケーブ(凹面)曲線が象徴する「強さと優美」
1837ナローリングの造形的な最大の特徴は、リングのアーム部分が中央に向かって緩やかに窪んでいる「コンケーブ(Concave=凹面)」のデザインにあります。
一見するとシンプルなデザインに見えますが、この曲線には計算し尽くされた美学と機能性が宿っています。
平らな金属面は光を「面」で反射し、強く硬い輝きを放ちますが、コンケーブした曲面は光を複雑に屈折させ、リングの表面に美しい陰影(グラデーション)を生み出します。これにより、シルバー特有の冷たい輝きの中に、柔らかさと深みが生まれ、洗練されたエレガンスが表現されるのです。
また、機能的な側面も見逃せません。
人間の指は完全な円柱ではなく、関節や肉付きによる起伏があります。コンケーブの窪みは、隣接する指(中指や小指)への当たりを柔らかくし、リングの厚みによる圧迫感を軽減します。
まるで体の一部のように馴染むこのフィット感こそが、24時間着けていてもストレスを感じない「スキンジュエリー」として、長年支持され続けている理由です。
「ナロー(Narrow)」という名の通り、約4mmという絶妙な幅は、存在感を主張しすぎず、かといって埋没もしない黄金比。この「強さと優美」のバランスこそが、性別や年齢を超えて愛される普遍的な魅力の正体と言えるでしょう。
【素材別】錬金術的な意味と廃盤モデルの資産価値

「1837ナローリング」と一口に言っても、実は素材によってその表情も、市場での価値も全く異なります。
特に、現在では公式に手に入らなくなってしまった「廃盤素材」に関しては、コレクターの間で争奪戦が起きるほどの希少価値を持っています。ここでは、各素材に込められた科学的・錬金術的なストーリーと、現在の資産価値について深掘りします。
スターリングシルバー(SV925):純粋とエイジング
最もポピュラーであり、ティファニーの「顔」とも言える素材です。
前述の通り、ブランドの歴史的偉業を象徴する素材ですが、所有者にとっての最大の魅力は、その「育てる喜び」にあります。
シルバーは空気中の硫黄分と反応して徐々に黒ずむ(硫化する)性質を持っています。これを「劣化」と捉える人もいますが、ヴィンテージの文脈では「エイジング(経年変化)」として愛でる対象となります。
ピカピカの新品も美しいですが、使い込んで小傷が入り、陰影が濃くなったシルバーには、持ち主の過ごした時間が刻まれた独特の風格が漂います。
また、黒ずみが気になれば、シルバークロスやクリーナーで磨き上げることで、瞬く間に美しい輝きを取り戻します。この「手入れをする時間」こそが、ジュエリーへの愛着を深める儀式となるのです。
中古市場での流通量は多いですが、90年代〜00年代初頭の「ヴィンテージ1837」は、現行品とは刻印のフォントや配置が微妙に異なる場合があり、通なファンの間で静かな人気を集めています。
【廃盤】ルベドメタル:夜明けの光と再生
もしあなたが、ローズゴールドに似た、しかしより赤みの強い淡いピンク色のナローリングをお持ちなら、それは極めて希少な「ルベドメタル(Rubedo® Metal)」かもしれません。
2012年、ティファニーの創業175周年を記念して開発されたこの新素材は、金、銀、銅、そして亜鉛を独自の比率で配合した合金です。「Rubedo」とはラテン語で「赤」を意味し、中世の錬金術においては、物質が黄金や賢者の石へと変成する最終段階、すなわち「大いなる成功」や「精神と物質の融合」を指す言葉でした。
ティファニーはこの素材を「夜明けの光(First light of dawn)」に例えました。
肌に吸い付くような温かみのある色合いは、日本人のオークル系の肌色とも相性が抜群で、手元を明るく華やかに見せてくれます。
【現在の市場価値】
残念ながら、現在ナローリング単体でのルベドメタルモデルの展開は確認が難しく、実質的な「廃盤状態」にあります。
その美しさと「175周年記念」という限定的なストーリー性から、中古市場では探している人が後を絶ちません。シルバーよりも定価が高かったこともあり、状態が良いものは高値で取引される傾向にあります。もしお持ちであれば、まさに「錬金術」のように資産価値を生む可能性があるアイテムです。
【廃盤】ブラックチタン:ミッドナイトの静寂と強さ
「ティファニーらしくない」と言われるほどの漆黒。それこそが、熱狂的なファンを持つ「ブラックチタン(Midnight Titanium)」モデルの真骨頂です。
「ミッドナイト」と冠されたその深い黒は、夜の静寂と都会的な洗練を象徴しています。素材には航空宇宙産業でも使用されるチタンを採用しており、その特性は「鋼鉄以上の強度」と「驚くべき軽さ」。そして何より、金属アレルギーを起こしにくいという生体親和性の高さが魅力でした。
表面には、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)に近い特殊なコーティング技術が施されており、簡単には剥げない堅牢な美しさを誇っていました。そのクールで無機質な佇まいは、従来のティファニーのフェミニンなイメージを覆し、男性ファンを一気に獲得した立役者でもあります。
【現在の市場価値】
このブラックチタンモデルも、現在は完全廃盤となっています。
公式には二度と手に入らないため、二次流通市場(中古市場)での価格は上昇傾向にあります。「人とは違うティファニーが欲しい」「甘くないペアリングが欲しい」という需要に対し、供給が完全にストップしているため、プレミア化が進んでいる代表的なモデルです。
特に、サイズ直しが難しいチタン素材であるため、ゴールデンサイズ(男性なら16〜20号、女性なら9〜13号付近)の個体は、市場に出ればすぐに買い手がつくほどの人気を誇ります。
18Kゴールド・プラチナ:永遠の愛と不変
シルバーやチタンのような「変化」や「強さ」とは対照的に、18Kゴールド(イエロー、ローズ)やプラチナのナローリングが持つ意味は「永遠」です。
変色や錆びに極めて強いこれらの貴金属は、時が経ってもその輝きを失いません。だからこそ、多くのカップルがマリッジリング(結婚指輪)として、このゴールド/プラチナ製の1837ナローリングを選びます。
「二人の愛が、創業180年を超えるティファニーのように長く続き、決して色褪せないように」
そんな願いを託すのに、これほど相応しいリングはないでしょう。
また、貴金属としての純粋な資産価値(地金価値)も高く、インフレに強い「実物資産」としての側面も持ち合わせています。ファッションアイテムとして楽しみながら、将来への安心も身につける。それが大人の賢いジュエリーの選び方です。
【ライバル比較】1837ナローリングを選ぶべき理由

「シンプルで、ブランドの歴史を感じられる指輪」を探している時、必ず比較検討のテーブルに上がるライバルたちがいます。
ここでは、ティファニー内の名作「アトラス」、そしてジュエリー界の絶対王者カルティエの「トリニティ」と比較し、なぜ今あえて1837ナローリングを選ぶべきなのか、その決定的な違いを解説します。
| 比較項目 | 1837 ナローリング | ティファニー アトラス | カルティエ トリニティ |
|---|---|---|---|
| 象徴する意味 | 創業・原点・純粋 | 永遠の時・NYの活気 | 愛・友情・忠誠(3つの絆) |
| デザイン特徴 | 曲線(コンケーブ)とロゴ | ローマ数字の大胆な刻印 | 3連リングの立体感 |
| 着用感 | ◎ 肌に吸い付く | ○ 重厚感あり | △ 慣れるまで違和感も |
| 日常使い | 極めて高い(引っかかりなし) | 高い | ボリュームがありPC作業で当たる |
| 資産性 | 廃盤素材はプレミア化 | 安定 | 金価格に連動し高騰中 |
vs ティファニー アトラス(Atlas)
アトラスコレクションは、ニューヨーク5番街の本店に掲げられた「大時計」をモチーフにしており、「永遠の時」を象徴しています。ローマ数字が並ぶデザインは力強く、都会的です。
しかし、デザインの主張が強いため、服装を選ぶ場面があります。
対して1837ナローリングは、「究極の引き算」の美学です。
ロゴと創業年のみというミニマルなデザインは、どんなファッションにも、どんな重ね付けにも溶け込みます。「ブランドを主張しすぎたくない、けれど上質なものを着けたい」という方には、間違いなく1837に軍配が上がります。
vs カルティエ トリニティ(Trinity)
カルティエのトリニティリングは、イエロー、ピンク、ホワイトの3色が絡み合う名作中の名作です。
圧倒的な存在感とステータス性は魅力的ですが、「着け心地」の面では1837ナローリングが圧倒的に優れています。
トリニティはその構造上、指に厚みが出やすく、PCのキーボードを打つ際や、家事をする際に「カチャカチャ」と当たったり、隣の指への干渉が気になることがあります。
一方、1837ナローリングのコンケーブ(凹面)形状は、指の肉付きに沿ってフィットするため、まるで着けていないかのような一体感があります。
「24時間、お風呂でも寝る時でも着けっぱなしにしたい」というライフスタイルであれば、1837ナローリングこそが最良のパートナーとなるでしょう。
40代・50代が着こなす「大人のナローリング」コーデ術

「若い頃に買ったリング、もう年齢的に合わないかも…」
そう感じてジュエリーボックスに封印してしまうのは早計です。実は、1837ナローリングの真価が発揮されるのは、酸いも甘いも噛み分けた40代以降の手元なのです。
若い指には「可愛らしさ」として映ったリングも、大人の手元では「洗練」や「余裕」として映ります。ここでは、今すぐ真似できる大人のスタイリング術をご提案します。
重ね付け(スタッキング)の美学
1本ではシンプルすぎるなら、重ねてしまえばいいのです。ナローリングの約4mmという幅は、スタッキング(重ね付け)に最適なサイズ感です。
- 異素材ミックス:
シルバーのナローリングに、ゴールドの華奢なチェーンリングやエタニティリングを重ねてみてください。シルバーのクールさとゴールドの温かみが混ざり合い、一気にこなれた印象になります。この「あえて色を揃えない」スタイルこそ、大人の余裕です。 - ダイヤとの共演:
結婚指輪(マリッジリング)や、一粒ダイヤのエンゲージリングとの相性も抜群です。コンケーブの曲線が、ダイヤの輝きを邪魔することなく、台座として美しく引き立ててくれます。
ピンキーリング(小指)としての再解釈
サイズが合わなくなってしまったリングはありませんか?
もし薬指に入らなくなったのなら、サイズ直しをする前に「ピンキーリング(小指用)」として生まれ変わらせることを検討してみてください。
- 左手の小指: 「チャンスを引き寄せる」「願いを叶える」という意味があります。現状を変えたい、新しい自分に出会いたい時に。
- 右手の小指: 「自己表現力を高める」「魅力をアピールする」という意味があります。仕事でリーダーシップを発揮したい時や、社交的な場に。
1837ナローリングの程よいボリューム感は、小指に着けると非常に色っぽく、手全体の仕草を美しく見せる効果があります。
メンズジュエリーとしての「1837」
今、1837ナローリングは男性からの支持が急上昇しています。
特にBTSなどの世界的アーティストが着用したことで、「メンズこそティファニー」という価値観が定着しました。
スーツの袖口からチラリと覗くシルバーやブラックチタンの輝きは、ビジネスシーンにおいても嫌味がなく、むしろ「細部まで気を使う知的な男性」という印象を与えます。
パートナーとペアで着ける際も、お互いに同じ素材にする必要はありません。女性はローズゴールド、男性はブラックチタンといったように、「形は同じ(1837)でも、素材はそれぞれの個性に合わせる」のが、現代的でスマートなペアリングのあり方です。
【資産防衛】廃盤ナローリングの買取相場と高価売却のコツ

さて、ここからは少し現実的な「お金」の話をしましょう。
あなたが持っている1837ナローリングは、ただの思い出の品ではありません。市場価値を持った「資産」です。
なぜ今、ティファニーの買取相場が上がっているのか
現在、中古市場におけるブランドジュエリーの買取相場は、かつてないほどの高水準で推移しています。その主な要因は以下の3点です。
- 歴史的な素材高騰: 金(ゴールド)価格は連日最高値を更新し、銀(シルバー)価格も上昇基調にあります。素材そのものの価値(地金価値)が上がれば、製品の買取価格も底上げされます。
- 度重なる定価改定(値上げ): ティファニーは近年、原材料費高騰や為替の影響で何度も価格改定を行っています。新品定価が上がれば、中古品の相場も連動して引き上げられます。「新品が高すぎて買えない」層が、良質な中古品に流れてくるからです。
- 円安による海外需要: 日本の中古ブランド品は「状態が良い」と世界的に評価が高く、円安の影響で海外バイヤーが積極的に買い付けています。
廃盤モデル(チタン・ルベド)の「売り時」
特に、前述した「ブラックチタン」や「ルベドメタル」をお持ちの方は、まさに今が売り時と言えます。
これらの廃盤モデルは、新品で購入することが不可能です。しかし、「どうしてもあのデザインが欲しい」「探しているサイズが見つからない」という熱心なファンが常に市場を監視しています。
需要(欲しい人)に対し、供給(タンスから出てくる数)が圧倒的に足りていないため、状態が良ければ、当時の購入価格に近い、あるいはそれ以上の査定額がつくケースも珍しくありません。
逆に言えば、こうしたブームは「いつ終わるか分からない」というリスクも孕んでいます。
「いつか着けるかも」とタンスに眠らせている間に、相場が下落してしまう可能性もゼロではありません。
最も賢い資産防衛は、「相場が高い時に価値を知っておく」ことです。まずは無料査定で、今のあなたのコレクションにどれだけの値段がつくのか、確認してみることを強くおすすめします。
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偽物(スーパーコピー)の見分け方
人気商品には、残念ながら偽物がつきものです。特にフリマアプリ等で個人間取引をする際は注意が必要です。
プロの鑑定士が見ているポイントの一部をご紹介します。
- 刻印の深度と鮮明さ:
本物の刻印は、深く、エッジが立っており、拡大しても文字が潰れていません。偽物はレーザー刻印などで浅く、文字の輪郭がぼやけていることが多いです。 - 「1837」のフォント:
数字のフォント、特に「1」や「7」の形状には特徴があります。現行品とヴィンテージ品で微妙な違いはありますが、全体のバランスが崩れているものは要注意です。 - 質感と重量:
本物のスターリングシルバーは、しっとりとした重みと、白く輝く光沢があります。メッキ品は不自然に軽かったり、光沢が安っぽかったりします。
素人が写真だけで真贋を見極めるのは極めて困難です。「安物買いの銭失い」にならないためにも、購入や売却は信頼できる大手専門店(KOMEHYOなど)を利用するのが鉄則です。
ティファニー 1837 ナローリングに関するよくある質問

Q. つけっぱなしでお風呂に入っても大丈夫ですか?
A. シルバーやプラチナ、ゴールド自体は水に濡れても問題ありませんが、温泉(特に硫黄泉)は厳禁です。シルバーは一瞬で真っ黒に変色し、元の輝きに戻すのが困難になる場合があります。また、石鹸カスやシャンプーが溝や刻印に溜まるとくすみの原因になるため、入浴後は水でよく洗い流し、柔らかい布で拭くことをおすすめします。
Q. サイズ直しはできますか?
A. 素材によります。シルバー、ゴールド、プラチナは、一般的なジュエリーショップでサイズ直し(±2〜3号程度)が可能な場合が多いですが、ナローリングは「コンケーブ形状」のため、修理痕が目立ちやすく、技術が必要です。
注意が必要なのは「チタン」です。 チタンは極めて硬い金属であるため、通常の溶接ができず、基本的にサイズ直しは不可能です。購入時にサイズ選びを慎重に行う必要があります。
Q. 刻印が薄くなってきましたが修理可能ですか?
A. 長年着用して磨き続けると、表面の刻印が薄くなることがあります。一度消えてしまった刻印を元通りに深く彫り直すことは、メーカー公式修理でも難しいケースがほとんどです。薄くなった刻印も、あなたが愛用してきた「歴史の証」として愛でるのが、ヴィンテージジュエリーの粋な楽しみ方です。
ティファニーナローリングまとめ:歴史を纏い、次へ繋ぐ

ティファニーの1837ナローリング。
それは、創業の年号を冠し、ブランドの誇りであるスターリングシルバーの基準を世に知らしめた、紛れもない「傑作」です。
- 歴史: 1837年のベンチャー精神と、160周年の原点回帰の物語。
- デザイン: 美しさと着け心地を両立させた「コンケーブ」と「ナロー幅」。
- 資産価値: 廃盤となったルベドメタルやブラックチタンが持つ、金以上の希少性。
もし今、お手元に使わなくなったナローリングや、その他のブランドジュエリーがあるのなら、一度立ち止まって考えてみてください。
それを「思い出」として大切に保管し続けるのも素敵な選択です。
しかし、それを「現在の資産価値」に換算し、売却して得た資金で、今のあなたに本当に似合う「新しいティファニー(例えばゴールドのハードウェアやTスマイル)」を手に入れる——。
それもまた、ジュエリーを愛する者としての、賢くラグジュアリーな選択ではないでしょうか。
ジュエリーは、循環させることで輝きを増します。
あなたのコレクションが、次の誰かの「ファースト・ティファニー」になり、あなた自身も新しい憧れを手にする。そんな素敵なサイクルを、今日から始めてみませんか?
\ 眠っているジュエリーが『次の憧れ』の頭金になる /
※査定料・出張料・キャンセル料は一切かかりません

